こんな手口には気を付けて!

山ほどいるスリ
大使館ならびに領事館によると、犯罪による日本人の被害件数の圧倒的多数を占めるのがスリと置き引きです。
スリは、観光スポット・ショッピングスポット・ナイトマーケットなどの人が集まるところには必ずいます。
でき心で犯行を犯すのではなく、ほとんどが最初からそのつもりで獲物を狙っています。
財布をおしりのポケットに入れる、バッグを背中にまわしている、というのは狙ってくれと言ってるようなものです。
財布は前のポケットにしまう、バッグやリュックは体の前でできれば抱えるようにしましょう。
人ごみの中で、アラブ人女性のバッグが刃物で切り裂かれて中身を盗まれたのを実際に見たことがあります。
タイ人でさえ「スリだらけで嫌になる」と言ってるのですから、警戒しすぎるということはありません。

空港・レストランの置き引き
空港やホテルロビーで、ちょっと座った際にバッグやデジカメ等を体から離して置いてしまいがちですが、これは危険です。
話に夢中になっていたり、席を離れたわずかな瞬間に持ち去られます。
大切なものは、体から離さないようにするか、絶えず視界の中に入れておく必要があります。

お金はその場で数える
両替をした時は、相手の目の前でお金を数えることが鉄則です。
なぜなら、少なく渡されることがあるからですが、その場を離れてからではもうとり合ってくれません。
もし後ろに並んでいる人がいる場合は、ほんの少し横によけて数えれば大丈夫です。
タイは、銀行員といえども信用できません。
ある人が銀行で両替をした時に、明細をくれなかったので催促すると、明細と一緒に1000バーツを渡されたそうです。
お金を受け取ると数えないで行ってしまう日本人が多い為、1000バーツを懐に入れようとしたわけです。

買い物をした時のお釣りにも要注意です。
タイ人たちも、スーパーのレジなどでレシートをじーっと確認している姿をよく見かけます。
それほど頻繁に間違えるわけですが、僕も500バーツ足りなくて返してもらったことがあります。
「ミステーク」らしいのですが、必ずこちらが損をするように間違えるという見事なシステムが構築されています。

領収書は必ずその場でもらう
個人旅行で、宿泊代を宿で直接支払う場合は、必ず領収書を受け取りましょう。
領収書をもらっておかないと、後から二重請求されても拒否できません。
タイでビジネスをおこなっているかたのホームページに載っていた情報です。
出張でいつも同じホテルを使うため、フロントのタイ人女性とは顔なじみだったそうです。
ある日チェックインした時は、かなり疲れていたためお金だけ払ってすぐに部屋に入り寝たそうです。
次の日、その女性から、支払いがまだだから払ってくれと請求されたそうです。
そのかたは、領収書がない以上、お金は授業料だと思ってあきらめるしかないと締めくくっていました。
しかし、顔なじみと思っていた人から騙されたということのショックは大きかったようです。
領収書がないために二重に取られたという例は少なくありませんので、しっかりもらうようにしましょう。

ニコニコしながら近付いてくる奴は100%怪しい
ニコニコしながら近付いてきて、英語や時には日本語で話しかけてくるタイ人がいます。
外国で、日本語で話しかけられたら、ついつい気を許してしまいます。
その結果、お金を盗られる・カードを使われる・偽宝石を買わされるなど、ろくでもない目に遭うのがおちです。
あなたの町に、外国人旅行者がたくさんいるとします。
あなたは、その中の特定の旅行者に対してニコニコしながら近付いて親切にしますか?
そんな暇人は普通はいないはずですから、わけもなく近付いてくる奴は100%怪しいと思うべきです。
ハプニング好きな人にはお勧めですが、そうじゃなければそういう奴は完全無視にかぎります。

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